黒江氏女(少納言、後有川早左衛門室)
生没年未詳
<略歴>
慶長頃の女性。大田於松、猪保氏女(藤子)と共に島津亀寿や園田清左衛門女に使えていた女中の一人で、関ヶ原の合戦の際、島津亀寿・園田清左衛門女に供奉していた功績により後に10石を賜った。その後有川早左衛門なる武士の妻となったという。
実家の黒江氏の詳細不明。嫁ぎ先の有川氏は室町幕府政所執事であった伊勢氏の後裔といい、後に家老の伊勢貞昌を輩出した系統だが、夫・有川早左衛門の詳細は不明。
年度 (日本歴) |
年度 (西暦) |
年齢 | 出来事 | 出典 |
慶長5 9月22日 |
1600 | 島津亀寿・園田清左衛門女について大坂を脱出する | 「本藩人物志」女子伝 大田氏女 「惟新公関ヶ原御合戦記」 |
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(年度不明) | 大坂脱出の際の功績により10石を賜る | 「本藩人物志」女子伝 大田氏女 |