即宗院裏・西郷隆盛揮毫の慰霊碑(薩摩藩士戦亡之碑)


即宗院の南手から東側の裏山に出られるようになっています。
小さな看板が立っていて、そちらの方に幕末の戊辰戦争で亡くなった薩摩藩士の慰霊碑があることが分かります。

が!
東福寺の静寂とした雰囲気はどこへやら、そこは木材や石材が散らばる資材置き場(-_-;)…
ほんとにこちらの方向であっているのか?

 と思ったら、向かって左手にあやしげな石段発見。

どう考えても資材置き場の中は突っ切らないだろうと勝手に予測し、こちらの階段を上る。


「マムシがいます 注意!」などの恐ろしげ、しかも蒲鉾板に書かれたようなへぼい看板を横目にこの石段を登っていきます。途中で階段は向かって右(東方向)に曲がります。

 上り詰めたところに大きな慰霊碑が3基ほど並んでいました。
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元々採薪亭という庵のあった跡地に建っているそうです。
廃仏毀釈盛んな明治時代初頭に建てられた慰霊碑らしく、鳥居が出迎えてくれます。

 一番保存状態の良さそうな石碑 ※クリックすると拡大写真を別ウィンドウで表示します

石碑建立の由来が ALL漢文(T_T) で書かれてあります。この3基の石碑全ての字を西郷隆盛が一人で揮毫したとされています。字体その物はちょっと想像しがたい繊細な字です。


幕末の薩摩はこのHPの範疇外なので、この石碑について更に詳しい話はこちらをどうぞ→京都と薩摩 東福寺

(注意)
即宗院のすぐ裏側、歩いて5分もかからないところですが、晩秋の観光シーズンにも関わらず人の気はほとんどなく、資材置き場から関係者じゃない人も自由に出入りできるようなので、女性一人での訪問はお薦めできません!と言いつつ、私は一人で行ったわけだが

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