上井覚兼女(北郷三久先室)

生年未詳〜没年未詳(慶長12(1607)年以降)

<略歴>
島津義久の家老として著名な上井覚兼の娘。北郷時久の三男・三久に嫁ぎ一女二男を生んだ。
北郷三久は最初伊集院忠棟次女を妻としたが離別(死別?)し(「庄内陣記」)、その後島津歳久次女を妻として迎えたが離婚(「島津氏正統系図」他)、次男忠英の後に次女を産んだ後室(側室?)として大山図書女なる女性がいる(「諸氏系譜」北郷氏)。以上から推測して、彼女は三久の後妻(おそらく伊集院忠棟次女→島津歳久次女の次、3番目の妻)であり、慶長12年以降ほどなく亡くなったと思われる。


<年譜>
年度
(日本歴)
年度
(西暦)
年齢 出来事 出典
(年度不明) 長女(後 鎌田政喬室)出産 「諸氏系譜」北郷氏 三久長女
慶長9
11月17日
1604 長男・千代鶴丸(後の北郷久加)出産 「諸氏系譜」北郷氏 久加
慶長12
8月5日
1607 次男・忠栄(後 伊集院久元養子)出産 「諸氏系譜」北郷氏 忠栄
「諸氏系譜」伊集院氏 忠栄

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