京都東山・大雲院 境内見学 (1)

 大雲院正門
円山公園の南側、すぐ近くにあります。
が、今回の入場は正門ではなくて、写真では切れてますが… 隣の会館からです_(。_゜)/
会館は行ってすぐに受付がありますので、拝観料¥800(高い…)を払い、そのまま順路の看板に従って本堂に移動。
 渡り廊下から鐘楼が見え、そのわきに石碑があります。※クリックすると拡大写真

この石碑は、戊辰戦争時の佐土原藩士慰霊碑(二基とも!)です。この寺と佐土原藩との深いつながりが伺えます。


 本堂(この写真は正門から撮影した物です)
にて、ボランティアの方から大雲院概略の説明。

大雲院は、元々、本能寺の変で戦死した織田信忠の菩提寺として正親町天皇の命で建立された寺で、当初は二条御所(ちなみに信忠が戦死した場所)のあった烏丸二条近く(旧龍池小学校、現マンガミュージアム)にあったこと。小学校の名前はこの寺の跡地に建ったことに関連してるのだそうです。
豊臣秀吉の京都大計画により、寺町四条近く(現高島屋京都店)に移転したこと。
その後、田中角栄の「列島大改造」による地価高騰により、高島屋が所有していた旧・大倉家別荘こと今の場所に移動したこと。
そのため、建物に古い物は全くないこと。今の建物には大倉家の別荘時代の物が多いこと。
佐土原島津家を初めとして檀家に金持ちが多いため、かなりのお金持ち寺らしいことヾ(^^;)

…島津家の話、それだけですか_| ̄|○

ちなみに本堂の脇にある、白い固まりもその金持ち関連?の物で、中国から輸入された巨大な大理石に布袋像が彫られています(当該部分をクリックすると拡大写真)

本堂を出て渡り廊下に戻り、今度は今回の目玉「祇園閣」へむかいます。

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