島津尚久女(佐多忠常室)
生年未詳〜慶長8(1603)年3月2日没<享年未詳>
<略歴>
島津貴久の異母弟・島津尚久の長女。島津家一門にして重臣の一人・佐多忠常の妻となる。「佐多忠常」は佐多久政(天文15〜天正15年3月14日)と同一人物と思われる。
佐多氏は島津貞久の弟・島津忠光から始まる御一門衆の一つ。
年度 (日本歴) |
年度 (西暦) |
年齢 | 出来事 | 出典 |
(年度不明) | 誕生 父・島津尚久 母・頴娃兼洪女 | 「宮之城島津家系図」 「旧記雑録」諸氏系譜3尚久 |
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(年度不明) | 佐多忠常に嫁ぐ | 「宮之城島津家系図」 「旧記雑録」諸氏系譜3尚久 |
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(年度不明 永禄頃?)※ |
1570? | 長男・久慶(島津家久次女の夫)を出産 | 「旧記雑録」諸氏系譜2佐多氏 | |
慶長8 3月2日 |
1603 | 死去。法号「長慶清延」 | 「宮之城島津家系図」 | |
法号別伝「長慶清園」 | 「旧記雑録」諸氏系譜3尚久 |
※「諸氏系譜」佐多氏、「本藩人物志」佐多久慶にも生年の記載無く、また没したときの年齢が不明のため、久慶の正確な誕生年ははっきりしない。しかし「本藩人物志」では「永禄年中誕生」また「異本に慶長9年に35歳で没という」と言う説を所収しているため、それに従った。