高野山と島津。(松前藩と南部藩の墓所)
武田信玄墓や上杉謙信廟の近くに松前氏と南部氏の墓所があります。
(2005/11/10撮影)
右側手前にある小さな五輪塔群がなんと松前氏の墓所です(石柵に囲まれているのは一般の方のお墓で、松前氏とは関係ありません)松前氏の領地・蝦夷は当時米が取れなかったため無高とされていましたが、それにしてもかなり貧弱です。実際はアイヌとの中継貿易によりかなりの財力を蓄えていたとも言われますが、ロシアの南下政策を隠し続けたのが徳川幕府にばれ、一時は改易転封の憂き目にあっています。
一方、左側の土道を上がって上の方にそびえる五輪塔群は南部氏の墓所です。南部氏は南北朝時代以降に奥州に下向したのを起源とする。大名としては島津氏などと並ぶ発祥の古い一族の一つでしょう。
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