乙守氏女(北郷相久乳母)

生年未詳〜天正7(1579)年8月<享年不明>

<略歴>
北郷時久の長男・相久の乳母。天正7年(天正9年説もあり)、相久が父・時久と不和となり切腹させられた際、相久の納棺の儀の時に哀惜の情に耐えず、両方の乳房を自ら切り落として後を追ったという。
実家の乙守氏は北郷家の家臣という(「本藩人物志」)。


<年譜>
年度
(日本歴)
年度
(西暦)
年齢 出来事 出典
(年度不明) 誕生 父・乙守某 母不明 「本藩人物志」女子伝 乙守氏女
天文20
(天文23)
1551
(1553)
北郷時久の長男・次郎(後の北郷相久)誕生
この頃乳母となる?
「諸氏系譜」北郷氏 相久
「本藩人物志」北郷相久
「本藩人物志」女子伝 乙守氏女
天正7 1579 北郷相久が父・時久と不和となり廃嫡される 「諸氏系譜」北郷氏 相久
「本藩人物志」北郷相久
天正7
8月晦日
北郷相久、安永金石城にて切腹<享年29歳> 「諸氏系譜」北郷氏 相久
「本藩人物志」北郷相久
天正7
8月以降
乙守氏女、相久の葬儀の場で両乳房を切り落とし殉死 「本藩人物志」女子伝 乙守氏女

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