日高氏女(島津忠直室)

生没年未詳

<略歴>
慶長〜元和頃の女性。永吉島津家の相続を拒絶し三体堂村に隠居していた忠直に嫁ぎ4男を儲けた。子供の産まれた年度から見て上井覚兼女、平田伊賀女の死後に入った物と思われるが、実家の日高氏の素性がはっきりしないところから見ても側室となった物であろう。忠直の死後の消息は不明である。


<年譜>
年度
(日本歴)
年度
(西暦)
年齢 出来事 出典
慶長15
4月10日
1610 忠直の長男・安袈裟(後 島津忠昌→東郷昌重→樺山久広)を生む 「諸氏系譜」家久 昌重
慶長17 1612 忠直次男・鎌袈裟(後 島津忠経→東郷重経、後蟄居) 「諸氏系譜」家久 重経
慶長19 1614 忠直三男・鎌徳丸(後 島津忠頼→東郷重頼(本城氏祖)を生む 「諸氏系譜」家久 重頼
元和6
2月16日
1620 忠直四男・長次郎(後 東郷重益(利重))を生む 「諸氏系譜」家久 利重
寛永10
4月23日
1633 島津家久の命により一族「島津」姓から「東郷」姓に替わる 「諸氏系譜」家久 昌重
正保3
12月
1646 島津光久の命により長男・昌重が樺山家養子となる
それに伴い次男・重経が東郷氏家督相続
「諸氏系譜」家久 昌重、重経
(年度不明) 故あって重経蟄居、東郷氏家督は末弟・利重が嗣ぐ 「諸氏系譜」家久 重経、利重
慶安3
8月14日
1650 長男・樺山久広死去(享年41歳) 「諸氏系譜」樺山氏 久広
万治2
7月18日
1659 四男・東郷利重、江戸で死去(享年40歳) 「諸氏系譜」樺山氏 利重
寛文3
9月4日
1663 三男・東郷重頼死去(享年50歳) 「諸氏系譜」家久 重頼
延宝2
11月7日
1674 次男・東郷重経死去(享年63歳) 「諸氏系譜」家久 重経

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